柴ゆき道中!

不登校、鬱、HSP、でもまぁ結果オーライだよ。

◆退職して分かったお金のこと◆

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こんばんは。


生まれながらの不器用人間、柴田ゆき野です。


3月末で小学校教諭の仕事を退職し、今現在は療育の仕事に関わっています。


正社員とは言え、教員時代とは比べモノにならないくらい、収入は減りました


もちろん自由になる時間は今の方がたっくさんあるし、ストレスは格段に減りましたので、後悔はありません。まったく(笑)


しかし、まだまだこれからお金のかかる新婚のアラサー人間の柴田ですので、お金に対する不安が全くないわけではありません。


何が不安かと聞かれると…、ありきたりな世間一般の答えしか思い浮かばないので、周りに流されている可能性が高いです。


まぁ、そんな不安を抱えた柴田の元に、先日あるものが届きました。


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そいつは、白い封筒の形をして私の元にやってきました。


熊本市役所から?税務課?


開けてみると、冊子状になった振込用紙の束。

第1期から第4期の計4回分の振り込み用紙。


振込金額の額面をみて度肝を抜かれました。



こんな払わなんと?!\(^o^)/



今までは勝手に給料から天引きされていましたし、給料明細も総支給額くらいしかろくに確認していなかった私。


しばらく無言で振り込み用紙とにらめっこ。


そして湧き上がる一抹の不安。


これ毎年払わなんと?笑笑


ほんっとアホなんですが、お金に関する知識が、ほぼ0で、今まで考えもしなかったことに対しては後悔しかありませんね。


調べたらすぐに分かることですが、住民税の納税額は昨年の所得で決まります。


なので私の場合、教員時代は割ともらっていた方でしょうから、その時代の所得で計算されているわけですね。今年は。


来年以降はまた変動することでしょう。


そんな話を、うーん、そういえば退職した友達から聞いたことがあるような無いような(笑)


自分ごとになって、初めてわかるお金のこと。


私にとっての住民税の例がいい例ですが、だいたいの不安っていうのは無知からくるものだと思います。


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住民税にことだって、知っていれば「あ、今年はこれくらいなんだな。」って、このくらいで済んだことかもしれません。


「ちょっと今年はきついけど、貯金もあるしこれくらいならなんとかなるかな。」

と、切り替えられたはずです。


知らないことから来る不安…。


これを無くすためには、簡単ですね。

知ればいいわけです!(笑)


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毎月いただく給料明細。


これを機に、しっかり内容を確認しました。


基本給と総支給額以外に

◆健康保険

◆厚生年金

雇用保険

◆源泉所得税


などの記載がありました。


当たり前に使用していた保険証のことや、もし自分に何かあったときにどういった保証が受けられるのかなど…


確認すると、社会ってよくできているなぁって感心(笑)


ただやっぱり、知らないと損するような仕組みなのがちょっと気になるかな。

自己申請しないと受けられないとか。

もうちょっと分かりやすくしてほしい。


いやいや(笑)知らない方が悪いんですよね。


社会人になるときに、お給料をもらう立場になったときに、確認すべきことだと思いました。


だって、自分が働いて得たお金の使い道について、自分が知らないって変ですよね^ ^


年金については、今後きっと改正があると思いますので、しっかりアンテナ張って自分のライフプランをその都度修正していかねばと思います。


自分のお金のことだから、自分でしっかり把握して、説明できるようにしたいですね(*^^*)


それでは。


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《読書感想文》億男-おくおとこ-

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こんばんは!


生まれながらの不器用人間、柴田ゆき野です。


この記事は、久しぶりに読んだ小説「億男」の読書感想文です。


作者は、川村元気さん。

数年前に「世界から猫が消えたなら」を読んだことがあります(*^^*)


本当に大切なモノは何か、気づかせてくれるあたたかい作風が好きです^ ^


普通にところどころネタバレしますので、今から読む人は軽やかにUターンされることをおすすめします!


ざっくりとしたあらすじ


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この物語は、借金(弟の肩代わり)を抱えた主人公、一男(かずお)が、宝くじで3億当てたことで動き始めます。


3億!!!\(^o^)/


ちなみに、一男の借金は3千万なので、返しても余りある額です。


ただ、急に大金を手にした人が、どうなるか、調べるうちに不安になった一男は、相談をするために大学時代の親友・九十九(つくも)に会いに行きます。


しかし、一男が酔っ払って眠っている間に九十九は、一男の3億を持って行方をくらましてしまい…。


そこから、一男の「お金と幸せの答え」を探す旅が始まるのです。


ちなみに九十九は100億以上の資産を持つ超ド級の金持ちで、はっきり言って一男の3億持って逃げたところで、九十九には何のメリットもありません(笑)


なぜ彼は、そんなことをしたのか。

九十九は一男に何を伝えたかったのか。


これが、この物語の大きな柱です。


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宝くじに当たった人が、その後どうなったのか。


耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。


多くは、不幸話となって世間に都市伝説のごとく広まっています。


例えば…


・未経験のビジネスに手を出して失敗し、逆に負債を抱えてしまった。

・やたらと知り合いを名乗る人が増え、近づいてくる全ての人間が金目当てに見えて、人間不信になってしまった。


とかが多いのではないでしょうか。

実際に知り合いにいたわけではないのに、私たちは、無意識レベルでその噂を信じています。


「急にお金を手にしたら不幸になる。」


そう、刷り込まれてると言ってもいいですね。


多くは妬み、僻み、イソップ物語の「酸っぱいブドウ」の話のような気がします。


一男が九十九探しをする過程で、3人の金持ちたちが登場しますが、どの人物も形は違えど「お金に関する悩み」を持っています。


そしてそれは九十九もでした。


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九十九がずっと探していたもの、それは

「お金と幸せの答え」でした。


お金と幸せ…

この2つは、相入れないもののような、でも限りなく表裏に近いような、そんな印象です。


お金で得られる幸せも、世の中にはたくさんありますね。

と言うか、人間のほとんどの願いは、お金で叶えることができるものだとも思います。


美味しいご飯が食べたい。

いい車に乗りたい。

旅行に行きたい。

家を建てたい。

マンションが欲しい。


願いと言うより、これらは「欲」ですね。


でもこれが、人間が明日を生きるために必要なものだとも、本書では解かれています。


うーん。確かに。


ずっと前ですが、読んだ漫画で「人が自殺するのは、欲が0になった時だ。」っていう文言がありました。


私は欲が無くなるほどの、大金を手にしたことはないので、よくわかりませんが、どうも何でもできるくらいの大金を手にすると、欲がなくなってしまうらしいです(笑)


つまり、


何でもできるくらいの大金を手にする。

何でもやってみる

でも、思いのほか楽しくない

何かをしたい欲が無くなる

生きる意味を見失う


ってことかな?


自分には何が大切なのか、人生の優先順位の問題だと思うんですけど、自分軸をしっかり持っていないとお金に喰われてしまう、そう言うことかなと思うんですよね。


九十九が、一男に話していますが

「お金は信用を形に変えたもの。」なんですね。


これは、キングコングの西野さんや堀江貴文さんも同じ趣旨のことを、著書の中で述べられていました。


結局は人を信じられるか。


億万長者になっても、そこは変わらないんです。


だから、お金持ちになりたければ、人から信用される自分になることが大切なんですよね。


それが出来なければ、大金を手にしたところで結局は不幸になってしまう。


人から信用される自分(*^^*)


信用され、信頼される「柴田ゆき野」になるために日々精進ですね。


最終的に、全ての出来事は九十九の手のひらの上で転がされていた一男なわけですが、「お金と幸せの答え」を見出し、新たな一歩を踏み出していきます。


現状は、ほとんど変わっていないようですが、一男が前向きに、生きる欲を持っていることがわかり、明るい展望を持って物語は終わります。


自分なりの「お金と幸せに答え」を見つけられるように、お金に対する価値観、お金の持つ側面が多様に描かれています


もう一度立ち止まって「お金ってなんだっけ?」と考えてみるのもいいのではないでしょうか。


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◆柴田のバレットジャーナルより^ ^◆


2018年秋に実写映画化も決まっています。


ぜひ、映画を見る前にご一読されてみてはいかがでしょうか(*^^*)


それでは。


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《HSP》約束の日が近づくと憂鬱になる症候群

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こんばんは!


生まれながらの不器用人間・柴田ゆき野です。


自己診断ですが、私もHSP気質を持っています。


HSP…ざっくり言うと、とっても敏感で繊細な気質を持った人。

普通の人が気にならないことが気になったり、必要以上に周囲に合わせすぎて疲弊しやすい。


職業柄、この気質を持った人と関わることが多いです。


自分の感じ方でずっと気になっていたことを打ち明けてみると、「自分も!」と言ってもらえることが多く、共感してくれる人がいるということの心強さを日々感じています。



「約束の日が近づくと憂鬱になる症候群」

についても、先日HSPの知人に話してみたところ、なんと私と同じ感じ方をしていると!


いろいろ調べたら、昨年Twitterでも話題になっていたみたいですね。


今更?感もあるかもしれませんが、私の感じ方も交えつつ、考察してみたいと思います。



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これ、お人好しで押しに弱いHSPには結構多いのかな、と思います。


私の場合は、知り合ったばっかりの人と約束をして会うことになった時が、まさにこれですね。


断ったら申し訳ないかな?とか、

もしかしたら相手も気を遣って私を誘ってくれてるのかな?とか

約束する時点で深読みしがち(笑)


一度約束してからも、気になりっぱなしで、ドタキャンしたい衝動にかられることもしばしば。


でもお人好しなので、ドタキャンなんてできません。


天気崩れないかな?とか、相手の都合が悪くならないかな?とか、自分以外の要因で約束がなくなることを祈るしかできません。


または、約束したときは自分も盛り上がっていて、ノリで次の約束をしてしまった!という人も多いかと。


そういう経験をするたびに、「次は断ろう!」と決意するんだけど、それができないのがHSPだったりするんですよね(笑)


なので、そういうノリで約束しちゃいそうなときは、一旦保留にしましょう!(*^^*)


面と向かってでなければ、断ることのハードルもぐっと下がります。


乗り気じゃない約束は憂鬱以外のなんでもないので、出来るだけ心理的負担、ストレスをなくしてあげたいものです。


この考察①の気持ちはかなり分かりやすいのですが、私が不思議だったのは

「本当に心の底から楽しみな約束なのに、直前になると憂鬱になる時がある」こと。


それが次の考察②です。


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私の場合は、仲良しの友達(一対一、複数問わず)との食事の約束などがこのパターンに当てはまります。


食事が絡んでくると、私には別の不安(なんか気分悪くなるときがある)があるため、それも関係しているのですが。(^^;


とっても楽しみなんだけど、

次もちゃんと楽しいかな?っていう不安です。(笑)


もっと言うと、

ちゃんと「楽しんでる自分」を相手に見せられるかな?っていう不安!!


…今ほど、自分の感じ方を伝えられる語彙力が欲しいと思ったことないですね。


結局は相手軸なんですよね。


相手の気分を害さないため。

ちゃんとみんなにとって「楽しい出来事」となるように。


そのために、自分が何かしでかしたらいけないという強迫観念みたいなものです。


これ厄介な性質だなって、ほんと思います。


対策は、できるだけ具体的に当日のシミュレーションをしておくこと、くらいですかね。(^^;


行く場所が決まってたら、駐車場やトイレの場所をあらかじめ確認しておくとか、はよくやります。

知識を入れた上で、こうなったらこうする!と、自分に保険をかけておきます(笑)


面倒ですが、楽な気持ちで当日を迎えるためにもは欠かせないことだったりします。


他にできる対策があったら、私が教えてほしいくらいだわ。



考察③は、HSPさん以外にもあるあるかな、と。


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私の場合は、旅行とか観劇とかの予定がこのパターンです。


新婚旅行もまさにこれ。


旅行は準備しているときが一番楽しいって、よく言いますよね。


いざ出かけてしまえば、終わるときが見えてきてしまうので、予定が近づくにつれて憂鬱になっていきます。


楽しみな予定が、もうすぐなくなってしまうことへの残念さですね。


まぁ出かけたら結局楽しんじゃえるので、このパターンはあまり深刻ではありません。


対策も、「次の楽しみな予定を入れる。」ことくらいでしょうか。(*^^*)


《まとめ》

◆「憂鬱さ」の原因にも、いくつかパターンがある。

◆自分のパターンを知り、対策をすることで憂鬱さを抑えることもできる。


ここでは、私自身の体験を元に3つのパターンで紹介しましたが、「他にもある!」と言う方は、ご一報いただきたいです^ ^笑


それでは。柴田ゆき野でした(*^^*)


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ブラック社員な旦那の体調不良が心配な件。

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こんばんは。


生まれながらの不器用人間、柴田ゆき野です。


私自身も、転職前は様々な体調不良に悩まされていましたが…

最近のうちの旦那様の体調不良具合と言ったら群を抜いています。


別記事でも書きましたが、朝4時帰宅の7時出勤ってことが最近もありました。


その週は、日付変わる前に帰って来られたのは1、2回程度だったと記憶しています。


そんな感じで過ごした次の週。


そのツケは、やはり体調にはっきりとあらわれてきました。(;_;)


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痔、再発。 (>_<)


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笑えないんです。これ。


思い返せば今年の2月。


結婚式の1週間前のことでした。

帰宅するなり旦那が、

「なんか、痔になったっぽい。」

と、突然のカミングアウト。(笑)


さすがにその時は笑っちゃいましたが、数日後大出血を起こし、私の生理用品を使わなきゃやってられなくなった頃には、私も事の重大さに気づきました。


え!?結婚式大丈夫と?!って。


幸い、大出血は一回きりで、結婚式にも支障はなく、その後の経過も良かったので、なんとなーく放置してしまっていましたが…


やっぱり不摂生な生活が祟ったんでしょうね。

ここへきての再発です。(;_;)


痔って繰り返しつつ悪化するイメージがあるので、心配で仕方ありません。


最悪手術ですよね。


とにかく、毎日の注入をしっかり見届けなければ!


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旦那の2〜3ヶ月も止まらない咳の原因は喘息だったという…。


これは以前にも書きましたが。


はっきり言って、治りが悪いです。


不規則な生活のせいでしょうが、悪化の一途をたどっているようです。


吸入を欠かしたことはありませんが、やっぱり睡眠と休養が十分に足りてないと自己免疫力は落ちますからね。


治りが悪いのも仕方ありません。


もっと休んでほしい。

心から、そう思うのです。


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そんな平日を送っている旦那様ですので、もう休みの日は完全に電池切れ状態です。


日頃の睡眠負債を返上すべく、ひたすらベッドの番人と化していらっしゃいます。


仕方ない。


だって、明らかに休息が足りていないもの。


すぐにくる平日のために、しっかり休んで、そして体調を整えてほしい。


でも、健康だったら、寝溜めしなくても大丈夫なくらい、日頃から睡眠がとれてたら…

寝る以外にやりたいことがあるんじゃないの?って、そう思ってしまうんです。


大好きな自転車に乗って出かけたりとか、

スタバで読書しつつコーヒー飲んだりとか、

愛車でドライブしたりとか…


健康だったらできる休日の過ごし方があるのではないか、と。


いろいろ考えていて、思ったことがあります。

それは…


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ありきたりですが、「幸せ」って何でしょうか?


先日読んだ、百田尚樹さんの「逃げる力」という本で、「幸せの絶対的基準」という言葉が出てきました。


他人と比べることができない、自分にとっての「幸せ」。


私の旦那様は、今の様な状況でも弱音を吐きません。


やりがいを感じて、ある意味今の状況でさえ幸せなのかもしれません。


私は、仕事って「人生を豊かにするコンテンツの1つ」だと思っているので、旦那様の様な働き方は絶対にやりたくありません。


でも旦那様にとっては、多分仕事の優先順位って最上位なんでしょうね。


そういう考えもアリだし、そんなに頑張れるのって、素直にすごいなって思いますが、健康だけは気をつけてほしい!!


だって、自分の体って唯一替えのきかないものだから。


心配しすぎると、私自身の精神を病むので必要以上に心配するのをやめました。

ある程度、割り切って見守っているところです。

「これが彼幸せなんだ!」と。思い込みも必要。


「こんな働き方は何年も続かない。」

って、旦那自身も分かっているところはあるようですので、信じて待ちたいと思います。


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)


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《映画鑑賞記》羊と鋼の森

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こんばんは!


生まれながらの不器用人間、柴田ゆき野です。


先日観てきた映画、「羊と鋼の森」の感想というか、感じたことなどを書いていきたいと思います。



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私は小学一年生から中学三年生まで、ピアノを習っていました。

社会人になってからも、小学校で働いていましたので、ピアノにはしょっちゅう触っていました。


が。


調律師さんに会ったことがない。笑


まぁうちのピアノは、電子ピアノでしたし、学校ピアノの調律は事務の先生が仲介してくださってたので、お目にかかる機会がありませんでした。


羊と鋼の森」は、新米調律師の外村(山﨑賢人)が、先輩調律師やピアノ弾きの姉妹に出会い、調律師として、そして人間として成長していく物語です。


ここで、調律師の仕事を簡単に紹介します。


①調律…弦の張力の調整

ピアノの弦の張力は、一台で約20トン(アジア象4頭分!)にもなるそう。

弾かなくても、一年くらいで伸びてしまいます。


②整調…内部メカの調整

ピアノの内部は、ものすごく複雑内部メカが組み込まれています。

季節の変化でも、2〜3ミリずれてしまい、本来の性能が発揮できなくなってしまいます。


③整音…音色の調整

弦を叩く羊毛でできたハンマーの、削れやつぶれを調整します。


調べてみたら、ピアノの鍵盤の数88に対し、弦の数たるや、なんと約230本!


ドヒャ!!\( ˆoˆ )/


それだけで、調律の仕事って途方もない作業ということが分かります。


しかも頼りになるのは、自分の耳。

そして経験。


表舞台には出てこないお仕事ですが、この映画を見ると、ピアニストにとって、調律師さんの存在ってとても大きいのだな、ということが分かります。


それは、ピアニストの要望にも調律師は応えなければならないからです。


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明るい音に。

もっと響かせて。

タッチを軽く。

硬い音に。


ピアニストのありとあらゆる音色に関する要望。


それに応えるのも調律師の仕事です。


さらに、ソロコンサートなのか、オーケストラなのか、ラウンジでの演奏なのかによっても、求められる音色は違ってきます。


それは、まるで音のオーダーメイド。


ピアニストの演奏スタイルをよく知った上で、コミュニケーションが取れなければ仕事になりません。


作中でも、城田優扮するジャズピアニストに外村が担当を外されるエピソードが出てきます。


アーティストの方って、感覚で話すというか…主観優先な気がするので、その要望を正確に把握するのは至難の技。笑


そこを、コミュニケーションと技術で何とかするのが有能な調律師さんなんでしょう。


職人さんですが、コミュ力も必要って、スーパー難しい仕事ですね(^^;


しかし、そうやってピアニストと調律師って切っても切れない信頼関係で結ばれていくのかなぁ、と思ったりしました。


今度から、コンサートとかでピアノを見る目が変わりそうです♫



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これは言いたい。映像美!


題材的に、全体を通して派手さはあるないですが、とにかく自然の映像が美しいです。


森、新緑の眩しさ、ダイヤモンドダストなどなど…。

自然が作り出す映像美を存分に堪能できます。


自然の美しさとは違いますが、上白石萌音ちゃんの水中でのシーンは息を飲むものがありました。

緊迫感がしっかり伝わってきた!


映画の感想というか、自分が勉強になったことのまとめになってしまいましたね。


これから観る人もいらっしゃると思いますので、ネタバレは最小限に(笑)


気になる方は劇場へ!(o^^o)


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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^








父の日に寄せて

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こんばんは。

 

不登校経験者で元教員。

生まれながらの不器用人間、柴田ゆき野です。

 

今日は、父の日。

 

社会人になってから、毎年贈り物をしている柴田ですが、今年も服をプレゼントしました。

なぜ、服かというと、私の父は、まぁおしゃれには無頓着。

でも、母が買った服は着ないというアマノジャクさんで(笑)、私が買った服は着てくれます。

 

しかも結構な頻度で着てくれるので、プレゼントのしがいがあるってもんです。

 

今でこそ、こんな贈り物をするような普通の関係に落ち着きましたが、思春期はそりゃひどいもんでした。(笑)

 

今日は、父の日に寄せて、私と父との関係を振り返ってみたいと思います。

完全に、自分のための記事ですな。こりゃ。

 

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赤ちゃんの時こそ、母以外の抱っこは受けつけなかった私も、物心つく頃には「お父さん大好きっ子」になっていました。

 

お父さんとお風呂。

お父さんとお出かけ。

お父さんと遊ぶ。

 

体温の高い父の布団に潜り込んでいくのは、幼少期の冬の日課でした。

 

しかも、そのままおねしょしてしまったことも(笑)

 

それでも父はビックリしただけで、怒りませんでした。

 

そうなんです。小さい頃、あまり父に怒られた記憶がないんですね。私。

 

仕事人間な一面もあったので、基本的に躾は母の役割だったのでしょう。

母から怒られた記憶はいくつもあります(笑)

 

絵にかいたような「優しいお父さん」が大好きだった、私の幼少期。

しかし、小学校の高学年にもなってくると、その関係性が一転します。

 

 

思春期に突入。

ちょうど不登校になった時期とも重なっています。

 

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長い長い反抗期だったと思います。

 

もう、父の全てが気に入らない。

 

何かにつけて、父の言動に文句を言い、罵っていました。

 

「咀嚼の音が、くちゃくちゃうるさい。」

「こっち見るな。」

「キモい。」

「さわるな。」

 

数えきれないくらいの暴言を父に浴びせました。

今思い返しても、本当にひどい。

自分でも、なんでこんなこと言えたんだろう?と、不思議に思うほどです。

 

しかし、逆を返せば、「父にしか言えなかった。」のです。

 

だれにも見せられない、心の汚い部分を見せられる唯一の相手。

ストレス発散の拠り所が、父だったのでしょう。

 

正直に全て話すと、父に対して手足が出てしまったこともあります。


かなり強く当たってしまい、倒れこんでうずくまる父を見て、「やってしまった。」と、後悔がよぎりましたが、そこで謝れるようなら、はじめからそんなことはしていません。

 

自分の部屋に閉じこもり、布団の中にもぐりこんで、時が過ぎるのを待つしかありませんでした。

 

そんな関係が、大学に入学して、私が実家を離れるまで続きました。

 

高校生のころは、やや落ち着いてきてはいましたが、やっぱり暴言を吐くことがあったように思います。

 

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父の優しさに、改めて気づくことになったのは、私が実家を離れてからでした。

 

私への仕送りは、父がしてくれていたのですが、月一の振り込み以外にも、マメに残高をチェックしてくれており、減りが早いと臨時で入金してくれていました。

 

不器用で、口数も少なく、自分の携帯を持っていなかった父とは、母に連絡したついでに少しだけ会話をするといった感じでした。

 

「ご飯はちゃんと食べよるか?」

 

父が自分から話すのは、これくらい。

毎回、ご飯のことだけ。

 

大学に通う娘に対して。もっと聞くことはあるんじゃないかと思いますが、私とのこれまでの関係性を思えば、これだけでも精一杯だったのかな、とも思います。

 

大学4年間を鹿児島で過ごしましたが、結構な頻度で熊本から母と訪ねてくれました。


日帰りで。

往復4時間越え。


本当に、顔を見るだけですね(笑)


離れてみて感じる父の優しさ。


近くにいると気づけなかったことに気づくことができて、本当に良かったと思うと同時に、反抗ばっかりしていた自分に恥ずかしさを覚えるばかり。


何で、あんなひどい言葉を言ったんだろう。


度々、そんな考えもよぎりました。


きっと、優しい父に甘えてたんだろうと、想像できますが、言った言葉は無かったことにはできません。


大学以降は、実家で暮らすことはなかったので、父との距離感もちょうど良いものとなり、普通に会話もできるようになりました。


父と2人で県外に出かけたこともありました。


過去は消せませんし、その時はその時で私も必死だったのだろうと思います。


なので、大人になって思うことは、月並みですが、しっかり親孝行をしよう!ということ。(笑)


私なりに、ですね(*^^*)


まずは、私が毎日楽しく元気に、そして幸せに生きることが1番の親孝行だと勝手に解釈しておりますので、それは日々実践中です^ ^


それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました(*^^*)


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退職を決意したとき

こんばんは。


不登校経験者で元教員。

生まれながらの不器用人間、柴田ゆき野です。(*^^*)


今回は、「私が退職を決意したとき」です。


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習慣になっていました。

栄養ドリンクが。


はじめは、

「これさえあれば、大丈夫!」

「これで今日も頑張れる!」

っていう、軽い感覚で飲んでました。


…が、次第に

「これがなきゃダメだ。」

「これを飲まないと、乗り切れない。」

に変わり、いつのまにか、もっと効くヤツを真剣に探す始末。


そして、ある日気づきます。


これ、この仕事続けてる間、ずっと続くんかな?


…と。


こんなものを常用しないと、自分にとって成り立たない仕事を、無理して続ける意味はあるのか。


栄養ドリンク飲んでても、疲れ果てて帰宅し、家の駐車場までは運転して帰って来たものの、車から降りれずそのまま寝てしまったこともありました(笑)


体力がない、と言われてしまえば、言い返すことはできません。


体力がある方ではありませんから(笑)


そういった自分を、しっかり見つめ直すきっかけになったのが、栄養ドリンクですね。


どんなバランスなら、自分らしく生きられるのか。


自分の本心と向き合い、徹底的に悩みました。


そこで出会ったのが、

「仕事は人生を豊かにするコンテンツに過ぎない。」

という考え方でした(*^^*)


仕事、趣味、交友関係、恋愛などなど…

どれが欠けてても、豊かな人生にはならないことに気づいたんです。

人によって比重は違いますけどね。


自分にとっての優先順位に気づいたら、もう迷うことはありません。



それでは。


最後までお読みいただきありがとうございました^ ^