仕事を辞めるために私がやった3つのこと。
こんばんは(*^^*)
不登校経験者で元教員。柴田ゆき野です。
今日は、仕事辞めたいのに、辞める決断がなかなかできなかった私が、実際に辞めるまでにやったことを紹介します。
この春、私は8年間務めた小学校教諭の仕事を辞めました。
辞めるに至るまでの理由はたくさんありますがザックリ言うなら…
①定年まで勤めたいと思えなかった。
②他にやりたいことがはっきりした。
③理想のライフスタイルを考えた時に、教員の仕事をしながらだと達成できないと思った。
ことが挙げられます。
ここまで辞めたい理由がはっきりしたのに、なぜ辞められなかったのか。
それは、
①辞めると言うことは「逃げ」なのではないか。
②今の安定した仕事を辞めてしまったら、この先苦労するのではないか。
この2つの不安があったからです。
この不安は、多かれ少なかれ、退職を考えた人にはつきものなのかもしれません。
辞めるということは、状況が変化することなので、現状維持の方が楽なように思えるからです。
でも、辞めたい!
その気持ちを確固たるものにするため、私は以下の3つのことを実践しました。
その①
退職後のシミュレーションとは、退職後の仕事や生活のことをお金や環境などの面から具体的に考えてみることです。
・家はこのまま今の家に住むのか、引っ越すのか。
・1ヶ月いくらあれば生活していけるか。
・生活レベルを落とさないためには収入はいくらあればいいか。
・仕事は正社員か、それともパートで働くのか。
お金のことは、いくらかかるのか、1度ちゃんと計算することをお勧めします。
教員時代私は、そのあたりに無頓着だったので、カードの口座引き落としの内訳もろくに確認していませんでした。
退職を期に見直して、スマホのプラン変更などを行いました。
仕事に関して言えば、退職する半年以上前から複数の転職サイトに登録し、関心のある分野をチェックするようにしていました。
登録すると分かることですが、今は求人が本当に多い。
転職サイト眺めてみるだけでも
「なんだいつでも転職できるじゃん。」と楽になるかもしれません。
とにかく、今の自分の転職市場での相場や、希望する職種の雇用形態や給料面をチェックしてみてください。
退職がより具体的に考えられるようになるかと思います(*^^*)
その②
ここで言う第三者とは、カウンセラーなどの相談のエキスパートのことだと思ってください。
私は自分の勉強のためにもと思って、2箇所カウンセリングに行ってみました。
なぜカウンセリングか。
自分の考え方の枠組み、パターンを変えるお手伝いをしてもらうためです。
古い考え方かもしれませんが、私のような地方在住者で、しかも教員というと仕事についていたら、定年まで務めるのが当たり前という考え方が、さも当たり前のように言われる環境にあるわけです。
教員の世界には、教職しか経験のない人が多いです。
たまに、民間からの転職者がいらっしゃいますが、「珍しい」です。
プラスして、育った環境も大きく影響してきます。
親の価値観です。
親が、安定第一や保守的なの考え方だと、知らず知らずのうちに、自分自身もかなりの影響を受けていることが多いです。
私もそうでした。
公務員という安定した職業に就けることは幸せなことなんだ。
息つくヒマもないぐらい忙しいけど、お給料は我慢料だから、仕方のないことなんだ。
と、当時の思考回路はこんな感じでした(笑)。
こういった自分の考え方の枠組みを変えたくて、カウンセラーに相談に行っていたのです。
言ってみれば確認作業ですね。
カウンセラーをお勧めする理由は、よっぽど変な人に当たらない限り、自分のことを応援してくれる所です。
辞めたい。と言っている人に「いや、辞めてはいけない。」と反論してくるカウンセラーは、ほぼいないでしょう。
私は、数度カウンセリングに通う中で、
別に仕事辞めてもいいんだ。
辞めることは逃げじゃないんだ。
いろんな生き方があっていいんだ。
と、思えるようになりました。
自分自身を苦しめてしまうような考え方のパターンは、第三者の力を借りて少しずつ変えていきましょう。
その③
もう、これは…鉄則かな、と。
退職にせよ、転職にせよ、むやみやたらと口外しない方がいいです。
特に、何も決まっていない状況なら余計に。
これは退職の日までを出来るだけ穏やかに過ごすためだったり、自分の決意を揺らがせないためだったりします。
その②で、相談は第三者することを勧めました。もし、近しい友達や同僚などに相談した場合、どうなるでしょうか。
かなり高い確率で、退職を考え直すように説得されるかと思います。
それを納得させるのも労力を必要としますし、何より気分悪くないですか?(笑)
退職が本気ならば、よっぽどのことがない限り、やたらと口外しないことです。
私も、旦那と信頼できる友人1人にしか退職を知らせていませんでした。
3月末に退職の内示が出て、初めて同僚や、両親に報告しました。そこまで来ると、相手も止めようがないので、無駄な言い争いも避けられます。
このタイミングまで引き伸ばしても、言い争いを避けられない人もいるかもしれませんが、
ここまで来るともう開き直れるので(笑)、反対されることが予想される場合はギリギリまで黙っておくことを勧めますね。
退職を決断するために、私がやったことは以上です。(*^^*)
辞めたいのに辞める決断ができないと、悩まれている方へ。
私は辞めてスッキリしました(笑)
モヤモヤしながら続けていくことは、思いの外エネルギーを使うことです。
そして、退職、転職は決して「おおごと」ではありません。
退職したって、転職したって、自分がガラッと変わってしまうわけではないので安心してください(*^^*)
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。