教員免許更新制度について考えてみた。
こんばんは^ ^
生まれながらの不器用人間、柴田ゆき野です。
教員の仕事を退職して3ヶ月ほど経ちました。
退職はしましたが、今の仕事も教員免許で雇ってもらったわけなので、免許更新をする必要が出てきました。
今年度と来年度が更新講習を受ける期間なわけです。
で、先日第一回目となる講習を受けてきたわけなんですが…
うーん。
噂に聞いてた通り、これ意味あるのかな?
これで更新されたところで、教員としての質を保てているか疑問に思うわけです。
教員免許の期限は10年。
まぁ更新の回数は、さほど多くないとは思うのですが…
更新するために講習を受けるという制度にちょっと問題があるような気がしてなりません。
ということで、まずは講習制度のデメリットをあげてみましょう!
これは簡単!
自腹&休み返上が必須!!
講習制度をざっくり説明すると、
講習期間…2年間
講習回数…基本的に5回
(1日6時間×5日)
講習費用…1回6000円
(全額自己負担)
講習内容は、教育事情や、教科に特化した講義、組織マネジメントなどの理論の講義などの中から自分で受けたいのを選んで受ける形式です。
5回分の講習の中には、必修科目や選択必修の科目もあり、自分がとった講習が何に当たるか把握しておく必要があります。
講習費用は6,000円×5回分なので3万円ですね。
ただ私が、大きな声で言いたいのは、
なぜ、休みの日に自分の時間を使って行く必要があるのかということ!
ただでさえ、教員の労働時間が問題になっているのに、さらに自分の時間を搾取されなければならない、この何とも言えない矛盾。
(私は教員ではないですが。)
教員不足が問題になっている県もあると言いますし、採用試験の倍率もどんどん下がって来ています。
これからもっと、教員のなり手は減っていくのではと思います。
ただでさえ、忙しい学校の先生たち。
部活を持っていれば、土日に休みをもらうことだって自由にできないことも考えられます。
免許更新の講習は平日に行うことはできないのでしょうか。
出張扱いにしてもらえるならば、休みを削る必要はなくなります。
出張に出られたら、代わりに誰かクラスを見ないといけなくなるから困る!
という、頭の固い管理職はほっといてください(笑)
現場のために、これからも現場で働くために必要な更新講習でしたら、出張扱いでも行かせる価値あるでしょう。
ですが、これは現行の講習制度のまま行くならの話です。
私はこの講習制度がベストだとは思いません。
だって、講習によって当たり外れがありますし、5回受けただけで十分とは思えないからです。
そこで思いつくのがポイント制度。
私の知る限りだと、臨床心理士や産業カウンセラーの資格の更新はポイント制です。
具体的に教員の現場でどういった観点からポイント付加するか考えてみました。
例えば…
◆研究主任として校内研修を取り仕切る10pt
◆個人で研究論文を書く5pt
◆校内研修で研究授業を行う3pt
◆研究発表で授業をする5pt
◆校内研修で研修の復講を行う2pt
◆他校の校内研修等に講師派遣5pt
など!
ちょっと管理職側の立場では思いつきませんでした。
教員目線でも他にもあるでしょうね。
「定められた研修会に参加」とかね。
で、これを定められた2年間中に20ポイント貯めるとかでどうですか?!
これなら、現職の先生の負担にならない、しかも教師としての力量アップも見込める!
あくまで、現職の先生に限るんですがね。
まぁ、私みたいに現職に就いていない人や何らかの事情でポイントが貯められない人は今の制度同様に講習を受けるでもいいような気がします。
それか、ポイント制との併用とかね。
少しでも現場の負担を減らすことを、もっと上は考えるべきなんじゃないかな。
このままだと、ほんっとに教師の仕事が好きでやってる人以外は、完全に思考停止した教員ばかりが現場に残されることになると思う。
判断力のある人は辞めていくから。
そのうち採用試験が定員割れとか、恐ろしい事態になる前に…
何か手を打って欲しいです。